6月のライブ

今月はまたとないかもしれないライブがいくつか。
3日(木)はロイヤル・ハンチングスと先カンブリア・クラリネット四重奏団の「大変クラリネット」@上野広小路Sea Garage。かな〜り違った2つのバンド、共通点はクラリネットという楽器のみ?? でも合同演奏も予定してます。ロイヤル・ハンチングスの瀬戸さんとは、コ・プロデューサー&エンジニア&キーボードとして参加した松本里美さんの画集+CD「Bronze & Willow」以来だなあ。
6日(日)は大友良英ダブル・オーケストラ。「プロからアマチュアまで合計100名を超えるミュージシャンたちによる2つのオーケストラが、複数の指揮者とともに絡み合うなかで生まれる『楕円重力演奏会』」だそうです。いったいどういうことになるのか、まだ大友さんの頭の中だけにある(のだろう)。う〜ん、楽しみ。
17日(木)は、黒田京子さん企画による『くりくら音楽会vol.7 ことばとピアノと』。1日に初リハーサルをやったけど、原マスミさんがすばらしい物語を持ってきてくれた。ピアノと合わせるたびに新しい感じで演奏を刺激してくれる。原さんの曲も、ソロともバンドともかなり違う味が出せるんじゃないかと思う。
23日(水)は、毬谷友子@南青山マンダラ渡辺えり訳詞によるブレヒト-ワイルの歌などをやります。毬谷さんはほんとに歌のうまい人。低い声、弱い(けどはっきりした)声の表現力には驚かされる。あの渡辺えりさんより低いキーで歌ったりしてるのにまたビックリ。
29日(火)は、先カンブリア・クラリネット四重奏団@西荻窪 音や金時。ライブハウスとしてはトップクラスに響きのいいオトキンは、すっかり先カンのホームグラウンドになってます。毎度お世話になります!

スケジュール

新入荷スケジュールです。
4月25日(日)新宿ピットインで、大友良英さんの「その街のこども」を中心としたサウンドトラックのライブ。3デイズの最終日です。
大友良英(G)阿部芙蓉美(Vo)近藤達郎(Harmonica,Or)江藤直子(P)松本治(Tb)ナスノミツル(B)山本達久(Ds)シークレットゲストあり
4月27日(火)“イディオットエイプリル・スフィア・ミシオリオン”
ミシオリオン 小川美潮vo, 大川俊司b, 湊雅史ds, 近藤kbd
(共演:イーヨ・イディオット)吉祥寺Manda-la2
5月14日(金)京都shin-biにて、大友さん、阿部芙蓉美さんと、「その街のこども」の曲などを。
5月16日(日)先カンブリアクラリネット四重奏団 新宿ピットインで、「クラリネット大集合!+ こえ」
パド・コンカ,ハンス・コッホ, マイケル・ティーク,梅津和時(Cl)蜂谷真紀(Voice)ゲスト「先カンブリア・クラリネット4重奏団」清水一登(B-cl)梅津和時(Cl,B-cl)近藤達郎,多田葉子(Cl)
クラリネットだらけ総勢7名+こえ!それぞれの組み合わせに加え、くんずほぐれつの予期せぬ化学反応が起きること間違いなし!」
5月20日(木)原マスミバンド スターパインズ・カフェ
6月3日(木)『大変クラリネット』ロイヤル・ハンチングス、先カンブリアクラリネット四重奏団
湯島Sea Garage
6月6日(日)大友良英ダブル・オーケストラ http://www.p3.org/aas/
「2つのオーケストラが2人の指揮者とともに絡み合うなかで生まれる、楕円重力演奏会。指揮者が出すコマンドと、それを解釈するプロフェッショナルからアマチュアまでのオーケストラ・メンバーによる駆け引きに加え、そこから生まれた2つのオーケストラの音楽が、個人の演奏を超えて引っ張りあい反発しあい、あらたな音の場を作り出します。」楽しみ!
6月29日(火)先カンブリアクラリネット四重奏団 音や金時

ウォーターフォン

Waterphone、アメリカのRichard Watersさんが作った楽器だ。
ステンレス製のお盆を2枚貼り合わせたようなものの中央から筒が生え、外周からたくさんの金属棒が生えている。貼り合わせたお盆の中には、通常水を入れる。だからウォーターフォン。棒の部分を叩いたり、弓でこすったりして音を出す。水が動くと、ピッチが(というか、音そのものが)揺れ動く。なんとも不思議な音。クジラの鳴き声って、こんな感じだったっけ…?
この音が好きで、過去何度も芝居や映画の音楽に使っている。今度の「かたりの椅子」ではほんとに大活躍。ピアノの次に多く使われている。
今日・明日は橋本での公演。
写真は、使い終わって干しているの図。

二兎社「かたりの椅子」

kondotatsuo2010-03-12

長い間書かずにいてしまった…その間何やってたかといえば、ラブジョイ+埋火の440でのライブ、先カンブリアクラリネット四重奏団の録音、三橋美香子とMUMUのライブ、そしてその合間をぬって二兎社公演「かたりの椅子」の音楽。
ラブジョイが終わった後は、クラカルとMUMUのことを除けばほとんど二兎社にかかりきり。永井愛さんの芝居は音楽が少ないと思っていたのが甘かった… 布団で寝られない日々が続きました。仮アレンジも含めてやっと全曲揃ったのが3月2日。なんとか完成したのは初日の前日、3月6日でした。
7日に埼玉・富士見市、11日に新潟ときて、明日が福島・いわき市、その後神奈川(橋本)、長野(松本)、なぜか東京(亀戸)で1回、大阪、滋賀をまわって、来月2日から世田谷パブリックシアターです。
銀粉蝶さんはさすがの存在感だし、竹下景子さんはほんとに気持ちのこもった熱演で、初日を拝見して思わず涙してしまいました。いろいろなバックグラウンドをもったキャストがそれぞれの味を出して、見応えのある舞台になってます。

で、二兎社の幕が開いたところで、大友さんの映画音楽(篠崎誠監督「東京島」)の録音にオルガンで参加。同じ日、同じセッションメンバーで坂手洋二演出「兵器のある風景」の音楽も録音。J. ペンホール作のこの戯曲の翻訳は、如月小春さんのNOISEでの昔なじみ、常田景子さん。いま訳される英語の戯曲の半分はやってるんじゃないかというほどの大家になられてしまってビックリ。
大友さんは並行してもう1本の映画も進行中とのこと、なんでそんなにいっぺんにできるんだろう…?

くりくら音楽会「ことばとピアノと」

だいぶ先ですが、6月17日(木)、原マスミさんと二人のライブが決まりました。会場は門仲天井ホールです。
黒田京子さんがずっと企画され、自らも出演されているコンサートシリーズ「くりくら音楽会」。以前ぼくも梅津和時さんとのデュオで出演させていただきました。今年は「ことばとピアノと」と題して、言葉と音の接点を探る試み。原さんとは新宿の芸能花伝舎(淀橋第三小学校跡地)での「教室コンサート」で、何回か朗読とピアノのセッションをやったけど、今回はその延長線上にあるものになりそうです(もちろん歌もやりますけど)。
黒田さんは、故・如月小春さんの「NOISE」の野外劇でぼくの演奏を最初に聴いてくれたそう。もう24年近く前になるなあ。
3回続きの企画で、4月15日は青年団の俳優、志賀廣太郎さんと黒田さん。5月20日は詩人の谷川俊太郎さんとご子息の谷川賢作さんです。(全部その月の第三木曜日。)3枚綴りの回数券もあり、6月分も含めもう予約受付してるとのこと。ぼくと原さんの回については、ぼくのウェブサイト(上にリンクあります)のコンタクトフォームでも受け付けます。ご予約お待ちしています。
チラシの絵とデザインはラブジョイでもお世話になってるyamasin(g)さん。